「本当の正義とは何だろう」

 下記は、最近よく出てくることばです。

 アフガニスタン・報復攻撃・タリバ―ン政権、北部同盟、カンダハル、アルカイダ、アフガン・イスラム通信(AIP)に炭疽菌、地上戦、特殊部隊、狂牛病及び安全宣言、近鉄対ヤクルト、ローズにノリ(中村)などなど、どれもニュースや新聞・週刊誌で連呼されていることばで、読者のみなさんも一度は聞いたことのあることばだと思う。

 近鉄対ヤクルト・ローズとノリ以外は、それまで聞いたことのないことばが連呼され、何だか知らないうちに頭の中にインプットされていることに、われながら気づき、本屋なんかに行けば、それまでお店の裏に山積みされていそうなアフガン関連の本や狂牛病に関する本が、店頭に並んでいる。

 先日、国際反戦デーの集会に参加し、その集会に参加していた米国の反戦活動家の話が印象的だった。「ニューヨーク市民やテロで犠牲になった人々は、未だに何故このような惨事が起こったのか分からない」「政府は、テロに対する明確な証拠を出していなく、即刻、アフガンへの報復攻撃を中止すべき」などといった内容だった。アフガンからの難民や子どもたち、報復攻撃の犠牲になった民間人は、今回の事態が何故起こっているのか、大多数は知らないのではないだろうか。

 ギリシャ神話に出てくる正義の女神テーミス(右手に剣<厳正を表す>を持ち、左手には善悪をはかる天秤、目は公正無私を表す目隠しをしている女神)が、もしこの世にいたら、今の状況をどう判断するだろうか。米国は、自らの正義と攻撃しているが、逆に右手に持っている剣で、首根っこを切られるのではと、最近よく想像するのである。

                                                                                               (ソン)